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2008-07-13 15:11 | カテゴリ:未分類
私ともう一人、同年代のkさんは長期入院組だったが、
他の人たちは、簡単な手術だったり、
抗がん剤治療での入院だったりで、
長くても二、三週間で退院してしまう。
フィリピンだかタイだかの女の子が退院した後、
そのベッド、つまり、私とkさんの間に来たのは、
やはり同世代のAさんだった。
      ~~~~~~~~
Aさんは、その時点で12年目の乳癌サバイバーだった。
乳癌は早期発見だったらしいのだが、
その後、再発したのだとか。
骨ではなかったと思ったが、
整形外科の管轄?の腫瘍だったようだ。
それで、抗がん剤治療で入院してきた。
     ~~~~~~~
乳腺の抗がん剤は、数時間で終わってしまう。
だから、ほとんどは通院で行う。
だが、整形の場合、腫瘍が大きいせいか、
全員が入院して抗がん剤治療を受けていた。
一回の治療の期間も長い。
まず、入院して、次の日に検査を受ける。
白血球や尿の数値を見て、出来ない場合もあるらしい。
その場合は、帰宅になってしまう。
それも面倒なことだと思う。
     ~~~~~~~
運よく?治療が出来るとして、
最低でも五日間は抗がん剤の点滴をする。
抗がん剤の種類にも寄るのだが、
24時間という患者さんも結構いた。
寝てる間もずっと点滴を受けている。
大体の患者さんが食欲を失くしていた。
そういう時は濃い味のもの、
例えばカップラーメンなんかがおいしく食べられるらしい。
先生方も、治療中は食べられれば何を食べてもOKという方針だった。
抗がん剤治療中の特別食、というのもあった。
果物、うどん、ヨーグルト、後は忘れた。すまんです。
とにかく、食べないよりは少しでも食べた方がいい、
例え後で吐くことになっても、食べた方がいい、
そういうことらしい。
抗がん剤が終わると、たっぷり半日は生理食塩水の点滴。
そして、やっと帰宅とあいなる。
      ~~~~~~~~
Aさんは、やはり一週間入院していた。
三人とも同世代だったので、結構いろいろおしゃべりした。
いや、私が殆どしゃべっていたのかもしれない(汗)
とにかく、話が合って楽しかった。
退院の時にAさんに言われた。
毎回、抗がん剤をやると、しょっちゅう吐き気に襲われるのに、
今回は一度も吐かずに済んだ。
一度だけ、軽い吐き気が来ただけだった。
Kさんやばななさんのお陰だわ。
入院中、本当に結構元気だった。
一度だけ、真っ青な顔でトイレに駆け込んでいたけど、
あとは楽しそうに、お見舞いの人とおしゃべりもしていた。
私のおしゃべりも、少しは役に立ったらしい。
良かった、良かった。
     ~~~~~~~~
ただ、Aさんはその後、二年後だったか、
空の上に旅立ってしまった。
私が一度、入院中と聞き、通院の時にお見舞いに寄って、
話したのが最後になってしまった。
その時は、痛そうだったが、まだ元気だったので、
そんなに早く、とは思っていなかった。
今でも、あの笑顔を思い出すとちょっぴり悲しくなる。
Kさんは、今も元気で仕事もバリバリこなしている。
二人とも、いや、あの病室で会った人たちは皆、
同じ釜の飯を食った戦友みたいなものだ。
私の戦争はまだ終わっていないが。
     ~~~~~~~
二十歳前後で空の上に行ってしまった患者さんたちもいる。
寿命がもうあまり長くないことを知りつつ、
冷静で、いろいろなことを教えてくれたKちゃん、
まだ高校生だった、Nちゃん、とっても静かな子だった。
それから、名前が一字違いで今年旅立ってしまったNaちゃん、
皆のこと、一生忘れないよ!
      ~~~~~~~
K先生は、演歌はあまり好きではない。
理由は湿っぽいから。
大好きなのは、ラテンとかカンツォーネ、
多分今まで助からなかった患者さんは
何百人もいただろう。
明るい歌を聴いたり歌ったりして、
辛い時に気を紛らすのだろう、と思う。
患者も大変だけど、
お医者さんも、辛いことが沢山あるんでしょうね。
生きて行くって、ホントに大変だわ。
     ~~~~~~~
つづくーーー
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